厚生労働省の「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」は8日夜、iPS細胞を使用し、目の難病を治療する臨床研究について、患者へ細胞を移植するを了承しました。
これによって目の再生治療が可能となるかが注目される最先端の治療が確立される可能性が出てくるかもしれません。
研究は、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらが、網膜に異常が起き視界が欠けるなどの症状が出る「加齢黄斑変性」の患者を対象に計画。患者の皮膚の細胞からiPS細胞を作り、網膜の細胞シートに変化させて目に移植する内容だ。
同日の審査委員会では、高橋リーダーや細胞を分析した京都大の山中伸弥教授から、iPS細胞や移植に使う細胞シートの遺伝子分析の結果が報告された。安全性などを議論した結果、問題ないと判断した。
出典:http://www.yomiuri.co.jp/science/20140909-OYT1T50137.html