いま感情教育の重要性と難しさが注目されています。
そんな中、童話「ごんぎつね」を「自業自得だ」と断じられ、戸惑っているという声があるそうです。
みなさんは『ごんぎつね』というお話をご存じでしょうか。
簡単に説明すると、最初はイタズラばかりしている「ごん」というキツネが、あるときから心を入れ替え、兵十(ひょうじゅう)のために食料を運んでくるようになります。ところが、家の前にやってきているごんを見て、イタズラをしているキツネだと思い、兵十は銃で撃ってしまいます。撃ってしまった後になって、兵十は食料を持ってきてくれていたのがごんだと知り、後悔するという物語です。
昔から、国語の教材などにもよく使われている話です。
これはインターネットで話題になっていた話なのですが、「親戚の子どもが、ごんが撃たれたシーンを読んだとき『自業自得だ』『イタズラをしていたんだから、仕方ない』という感想を述べて、どうしたらいいのか困っている」という投稿がされていました。
なかなか難しいシーンだとは思いませんか?
引用元:“『ごんぎつね』のごんは自業自得!?”勉強よりも大切な「感情教育」のポイント
子供には優しい素直な人間になってほしいと思う一方で、「ひとつの正解」に導く教育というのもどうなのか。
難しい問題ですね。